歯周病と糖尿病
2018.06.08
歯周病と糖尿病は関係性が深いことでよく知られています。
歯周病になりやすい
糖尿病の方は、免疫力が低く歯周病菌にもかかりやすい状態です。
また、身体に備わった自己修復機能も低下しています。歯周病菌による破壊に対して修復が追い付かないので歯周病が進行しやすくなります。
治療の効率が下がる
歯周病菌の出す毒素が歯肉の毛細血管から血液中に取り込まれると、インスリンの働きを妨げる原因になることがわかっています。このため、インスリン注射の効きが悪くなります。
逆を言えば、歯周病の治療が進むと糖尿病が改善する場合があります。
糖尿病とは?
糖尿病とは、何らかの理由で「インスリン」と呼ばれるホルモンの働きが悪くなったり、量が少なくなることです。インスリンは「糖」を分解し「エネルギー」として全身に吸収させる働きを持ちます。つまり、インスリンに不具合が起きると各臓器が栄養不足の状態になります。
網膜症、腎症、神経障害などの症状が出たり、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなります。


